間も無く、全ての精神薬を止めて2ヶ月が経とうとしています。
精神薬を何があっても止めたかった私にとって、減薬期間はやはり忍耐がいるものでしたが、止めてみると時間が経つのはあっという間に思えます。
今はもう特に目立った症状もなく、日々穏やかに過ごしています。
断薬後の経過はまた別の記事に書くとして、実際に止めてみて、私が感じる精神薬との付き合い方について書いてみます。
*決まり文句で大変申し訳ありませんが、減薬や中止による不都合(離脱症状など)については責任を負いかねます。あくまで私の個人的体感によるものですので、ご了承頂き、記事を読んでください。
精神薬は善か悪か
まずはじめに、精神薬が存在することを否定はしません。
それは、どうしても必要な人や状況があると思うからです。
ただ、私にとって善だったか?悪だったか?と聞かれると、悪でしかありませんでした。
薬によって助けられたと感じたのは、ほんとのほんとの最初の急性期だけでした。
その後は瞬く間に体に依存してしまった為、どちらかといえば依存によって飲み続けざる負えないという状況がはじまり、以前にブログにも書きましたが、薬を飲み始めてから不安発作や頭痛、眩暈などが出始めました。
そして精神薬をゆっくり抜いた今、その様な症状が出る事もなく、どんどん正常な状態に戻っている感覚です。
私はそのような流れを体験したので、どうしても精神薬を善だと思うことができないのです。
精神薬を飲む前の自分を思い出してみる
私の場合は、精神薬に対して早い段階から疑問を感じていたタイプだったので、まず考えたことは、精神薬を飲む前と飲んだ後の自分を比べました。
そうすると一向に改善する気配を感じず、薬の依存によって、どんどん自分の症状が酷くなっているんじゃないかと直感したのです。
もしかして薬を飲んでいても、特に症状が変わらなかったら、今も飲み続けていたのかもしれません。そう思うと薬に過敏かつ依存しやすい体質でほんとに良かったと思っています。
精神薬を飲まない方が病気が治ると思う
と思ってから、薬への必要性は全く感じませんでしたし、薬の恩恵を受けたいとも思わなくなりました。
その気持ちを信じて減薬を進め、断薬した今、やっぱり自分が信じた通り、病気は完治したと思っています。
よく不安障害やパニック障害、鬱などには寛解という言葉が使われていますが、私は寛解と思っている間は一生治らないと思っています。薬を止めて離脱症状が出なくなった今、この状況は完治しかないと思っているので、完治したんです。
あくまで個人的な意見ですが、病気が一向によくならない場合、飲み始める前を思い出してみるということは何かの打開策になるかもしれません。
※減薬に関しては必ず一気断薬などせず、水溶液減薬などの超スローペースをおすすめします
わたしが思う精神薬のと付き合い方
ここまで精神薬に対して否定的な意見を書いておいて、付き合い方って何?という感じですが、あくまで私の場合は悪だったという話で、最も大事なのは、精神薬の使い方に対して、自分の信念を持つことだと思います。
簡単に言うと、精神薬の効力を信じるか、信じないか2択に1つしか良い付き合い方はないと言うことです。
精神薬を飲んでいても良くならないと疑問を感じるなら、薬を止めていくことを考えた方が自分の信念となります。
逆に精神薬を飲むことで楽しく生きていけると思うなら、精神薬に対するデメリットを忘れることが信念になると思います。
一番良くないのは精神薬に対して怯えているのに、必要な時だけ信念を変えて飲む、というスタイルで、ただ時間が過ぎていくことです。
精神薬を飲みながら治療していく、精神薬を飲まずに治療していく、どちらも間違いではないと思います。
ただ精神薬に対する気持ちが宙ぶらりんなのが付き合い方としては一番良くないパターンだと感じるし、これでは良くなるものも、なかなか良くならないんじゃないかと思います。
精神薬を飲むことは自分で責任を持つこと
精神薬を飲み始めるのはとっても簡単です。心療内科に行けばすぐに出されます。
そして精神薬に対するデメリットの多くはお医者さんから教えてもらえるものでもありません。(ここが最も問題なんですけどね…)
ただ、これだけネットやSNSで情報が溢れていると、精神薬がどうゆうものか、というのは割と手に入りやすいと思います。
精神薬を飲むということは、本当に自己責任です。
医者が飲めと言ったから、ネットに飲んだ方が治ると書いてあったから、と後で色々言ったところで誰も責任はとってくれません。
逆にネット上で、他人に精神薬を飲むことに対して自己流の意見を押し付けている人も見かけますが、正気なのか?とも思っちゃいます。
私は断薬しましたが、それは自分が絶対に断薬したかったから、断薬したら病気が治ると思ったから、ただそれだけです。
だから、飲む選択をしても、飲まない選択をしても自分の信念を信じて付き合っていって欲しいなと思っています。
コメント