精神薬を飲み始めてから断薬するまで、地味に私の中で長く気になっていた症状に「寝起きの動悸」があります。
以前の記事にも書いたのですが、どうも急な減薬をしたときから寝起きの動悸を頻繁に感じるようになってきてしまい、毎回目が覚めるたびに心配になって「寝起き 動悸」のキーワードですぐググっていたように思います。
しかし、断薬が終わってしばらくしてから、動悸に悩まされることもなくなりました。
最近、twitterなどで減薬している方や不安障害の方で「寝起きの動悸」に悩まされている方をお見受けするので、私が動悸に対して少なからず効果を感じた3つの改善法をまとめておこうと思います。
この記事の目次
個人的に寝起きに動悸を感じる原因
寝起きの動悸って思っている以上に嫌な気持ちになりますよね。
特に朝一番にそれが起きようものなら、1日の気分もなんとなくだだ下がりしてしまうような気になります。
幾度となく寝起きの動悸を経験してきた私が思う原因ですが、やっぱり自律神経の乱れにあると思っています。
寝ているとき人は副交感神経が優位ですが、目が覚めて行動をはじめると交感神経が徐々に優位に変わるといわれています。
分かりやすいグラフがあったのhumin-kaizen.comさんより引用しますね↓
通常であれば、目覚めと共に徐々に交感神経が優位になってきて、副交感神経の働きが下がっていきます。
しかし、不安障害の方や、薬を減薬中の方だと、常に交感神経の方が優位な状態になっていると言われているので、
恐らく目覚めたと同時に交感神経が一気に働き出す=動悸が起こる
これが寝起きの動悸の原因じゃないかと個人的には思っています。
寝起きの動悸の改善に行った3つのこと
とは言っても、どうにかして寝起きの動悸がなくなって欲しいですよね。
私の中では寝起きの動悸も薬の離脱症状の一種だと思っていたので、離脱症状を抑えるために様々なことを行ったのですが、その中でも寝起きの動悸に対して効果があったと思うことを3つ書いていきます。
①にんにく卵黄が劇的に効いた
これも以前からブログに書いていましたが、とにかくどうにか動悸を和らげてくれるようなものはないか?とネットで探していたときに見つけたのが「にんにく卵黄」の存在でした。
どうしてにんにく卵黄が動悸に効果があるのかは、簡単に書くとにんにく卵黄に入っている成分には自律神経や中枢神経を正常に作用するように保ってくれる働きがあると言われています。こちらは以前詳しく記事に書きましたので、そちらを読んでみて下さい。

少し前にtwitterのフォロワーさんでもにんにく卵黄を飲み始めてから動悸が減ったとおっしゃっていたので、もしかしたら効果がある方が多いのかもしれません…
私もその方も効果が出るまでは2か月以上かかっているので、飲み続けていくことによって効果がでるものではないかな?と感じています。
私が飲んでいたにんにく卵黄は発酵黒にんにく酢卵黄です。
②寝起きに身体をゆっくり動かす
これは当時通院していたドクターに「寝起きの動悸は低血圧が原因のこともある」と言われ、その場合はまず、起きるときに手足をグーパーさせて末端からゆっくり動かし、そのあとにゆっくり起きるようにすると良いと教えてもらいました。
もともとわたしは低血圧の気があったので、それから「ガバッ!!」と急に起き上がることをやめるようにしたところ、若干ですが激しい動悸が少し治まったような気がしていました。
もしかしたら低血圧の方には効果のある方法かもしれません。
③動悸が激しいときは呼吸法を行う
朝の動悸が激しい時ってどうしてもあると思うんですが、その時は呼吸法をよくやっていました。
私はヨガの腹式呼吸をやっていたのですが、寝たままの状態で鼻から息を吸って鼻から吐くを10回程度繰り返していました。
まず鼻から息をすってお腹を膨らませます。(寝たままの方がお腹を意識するので良いかもしれません)
そしてお腹を凹まして息を吐き切るという呼吸を10回程度行うと、動悸が緩んでいました。
腹式呼吸は副交感神経を優位にさせてくれると言われているので、交感神経が優位な動悸には効果があったんだと思います。
動悸に対する考え方
上に動悸に対して行った具体的な3つの方法を書きましたが、動悸に対する考え方も当時の私にとっては大事でした。
毎回毎回起こると不快な気持ちになるんですけど、どこかで諦めの気持ちがあるくらいがメンタル的には丁度良かったのかな?とも思っています。
毎回毎回気にして落ち込むと、「本当に動悸はなくなるんだろうか…?」と更に不安な気持ちになってしまいます。
だからいつも寝起きに動悸が起こるたびに「はいはい、またか!」くらいで思っていると、やり過ごせることが多かったように思います。
私の動悸は長く続きましたが、緩やかにいつの間にか治まっていきました。
減薬とか、不安障害で動悸が起こったからと言って身体がおかしくなってしまうことはまずないと思います。
なので動悸が起こっても死なない!くらいの軽い気持ちでリラックスしてやり過ごせば、不安障害が軽くなったり、薬の断薬を迎えたころには自然に終わっていくものではないか、と思っています。
コメント
わたしさん ありがとうございます。
いつも いつも 何度も何度も訪問させていただいて、このブログに
本当に支えられてます。
朝の動悸と胸の違和感 今あります。気にしてました。かなり・・・
起きて しばらくすると治まるのですが。
諦めの気持ちと はいはいまたか 動悸が起こっても死なないくらいの気持ち
そうですよね。
わたしさんの言葉にいつもいつも救われてます。
本当にありがとうです。後でまたシェアさせてください。♡♡
yueさん
減薬している方って朝の動悸を感じる方が多い印象です…
yueさんも感じてらっしゃるんですね。
私もほんとうに寝起きの動悸だけは長く悩まされましたが、減薬→断薬にかけて本当にゆっくりゆっくり治っていきました。
離脱症状は鈍感になってやり過ごす方が気持ち的には私は楽でした。
減薬中は精神的にきついこともあるかと思いますが、その先には、あれは何だったんだろう?の生活が必ず待っていると思います。
今はゆっくりゆっくり体の声を聞きながら進めていってくださいね。
初めまして。ラウラウと申します。ホリゾンさんともブログを通して交流させて頂いております。
私もメイラックスを減薬中でして、メイラックスの減、断薬の先輩としてわたしさんのブログを拝見させて頂きました。
そしていきなりの質問で申し訳ないのですが、わたしさんは減薬期間中の頓服服用をどう御考えになりますか?
話の前提として、私はメイラックスを0.001gまで量れる精密秤で軽量しながら減薬しています。
2週間位の間隔で0.02mgずつ減らしています。もちろん体調を見てステイもします。
頓服というのはメイラックスの0.02mgの欠片を作っておいて減薬時に耐えがたい症状が出た時に服薬量はを一段階戻すのではなく、その頓服を飲んで様子を見てやり過ごす、というものです。
このやり方で少し不安に思っているのは、例えば夕方に0.5mgを飲んでいるとして、昼に具合が悪く頓服を2欠片飲んだとすれば0.5+0.02+0.02で0.54mgになりますよね?
こうなった場合、0.5mgを日々飲んでいてこの日だけ0.54mgに増えてしまい、血中濃度に波が出来てしまうのかと思ったりもするんですよね。
いきなりで申し訳ありませんが、わたしさんの考察を御聞かせ頂けないでしょうか?
御時間がある時で構いません。宜しく御願い致します。
ラウラウさん
はじめまして。コメントを頂きありがとうございます。
ホリゾンさんとも繋がっていらっしゃるのですね。
私の話になりますが、私はレキソタン0.5mを1週間で約5%の減薬率で進めていましたが、5%減らすタイミングで何かあったときのために、減らした5%分の水溶液を保存していました。
ラウラウさんと似た考え方ですが、減らすスピードが早い場合、すぐに元の量に戻せるようにしたかったからです。
ただしその時に血中濃度がどうとかまでは正直考えていませんでした。ただ、離脱がしんどかったらすぐ戻したいという気持ちだけでした。結果的にそれを飲むことはありませんでした。
個人的には微量の頓服使用は問題ないと思いますが、あんまり神経質に考えなくても良いのかな?とも思います。
はるかわずかな量でそこまで大幅に乱れることもないような気もします。
減らす→離脱が大きくでたら戻す→落ち着かせる→更に刻む、もしくはステイ幅を長くする→減らす
この図で基本的には前に進めると思います。
わたしさん、返信ありがとうございます。
やはりそうですよね、「出来るだけ波を作らない様にゆっくりと」が基本なのですね。
私は去年の夏位まで秤も使わないアバウトな減薬を3年くらい続けていました。秤を使って確めたら最大で10%程もズレがあった事が解りました。症状が出て当たり前ですね。笑
精密秤の減薬に切り替えて半年、やっと落ち着いてきました。
これから巻き返します!