先日、ちょっとしたオペを行い、どうしても抗生物質を飲まなければいけない状況になりました。
ベンゾのことをしっかりと調べている方だとご存知かもしれませんが、
ニューキノロン系抗生物質はベンゾ離脱の際には避ける必要がある
と言われています。
私が減薬中に実際に飲んだ抗生物質や、その影響も含めて残しておきたいと思います。
*決まり文句で大変申し訳ありませんが、減薬や中止による不都合(離脱症状など)については責任を負いかねます。あくまで私の個人的体感によるものですので、ご了承頂き、記事を読んでください。
オペの経緯
1年前くらいに背中に1センチくらいの腫瘍のようなものができてしまい、病院へいったところ「見た感じは悪性じゃなさそうだけど、気になるなら取ってもいいかもね。」と言われ、早く取らなきゃな〜とは思っていたのですが、ここまで引っ張っていました…(´Д` )
オペをしたら抗生物質は飲まなきゃいけないことは分かっていたので、本当に嫌だったんですが、よくよく考えたら「断薬した後の方がもう西洋薬を飲みたくない」という気持ちが強くなってしまい、今回のオペをすることを決意しました。
はじめに書いておきますが、オペの際に麻酔も使いましたが、何の麻酔を使用したかはさっぱりわかりません…次病院いったとき聞けたら聞いてみますね!!
ちょっと眠くなった感じはありましたが、麻酔は何の問題もありませんでした。
ニューキノロン系抗生物質を避けるべき理由は?
ニューキノロン系抗生物質を避けるべき理由は、ベンゾの減薬で有名なアシュトンマニュアルに記載があります。
何らかの理由で抗生物質は、時に離脱症状を悪化させることがあるようです。しかしながら、抗菌剤の一種であるキノロン剤は、実際にベンゾジアゼピンをGABA受容体の結合部位から外します。これらはベンゾジアゼピンを使用中あるいは減薬中の人に、激しい離脱を引き起こす可能性があります。ベンゾジアゼピン離脱中に抗生物質を摂取する必要があるかもしれませんが、可能ならキノロン剤は避けるべきです(少なくとも6種の異なるキノロン剤があります。疑問がある時は主治医に問い合わせてください)。
本来ベンゾジアゼピンは、GABA-A受容体に結合しGABAの働きを強めることによって、不安や緊張などの症状を鎮静させます。
上記の通りニューキノロン系の抗生物質は、そのベンゾを剥がしてしまうので、神経の暴走を引き起こす可能性があるというものです。
調べた限りのニューキノロン系の一覧を書いておきます。
第IIa世代キノロン
- ナジフロキサシン
- ノルフロキサシン
- オフロキサシン
- エノキサシン
- 塩酸シプロフロキサシン
- 塩酸ロメフロキサシン
- レボフロキサシン
- ガレノキサシン
- フレロキサシン
- シタフロキサシン
第IIb世代キノロン
- トスフロキサシントシル酸塩
- スパルフロキサシン
第IIIa世代キノロン
- ガチフロキサシン
- モキシフロキサシン
私が飲んだ抗生物質について
今回は診察段階から適当に「ニューキノロン系で過去にアレルギーが出たから外して欲しい」と伝えていました。
めずらしい体質だね!!と言われたので、恐らくこちらから伝えないと、ニューキノロンが出ていた可能性はなきにしもあらずでしたね…
私が今回飲んだのは、セフカペンピボキシル塩酸錠(フロモックス)というセフェム系の抗生物質で、これを3日間、1日3回飲むように指示されました。
ちなみに術後に呟いた気持ちはこれです…本当に本当に嫌でした…
はぁ〜!!無事オペ終わった!!
疲れた😰
こっから抗生物質の恐怖…
ニューキロノン系はベンゾを剥がしちゃうから処方は避けてもらったけど、抗生物質なんて飲みなくなさすぎる。
こんなに気を使わなきゃいけないベンゾはやっぱさいてーだわ😨— 不安障害とわたし (@danyakulife) 2017年9月28日
そして飲んだ結果
抗生物質が処方されたあとに「ニューキノロン系ではなくとも、抗生物質は抗生物質。体に良いハズがない!!」と思っていたので、薬のことを調べまくりました。
私と同じように減薬中でも抗生物質を服用されたブログが何件か見つける事ができ、フロモックスは意外にも飲んでる方が多く少し安心しました(情報を残して下さった方、本当にありがとうございます!!)が、中には体調を崩された方のブログも見つけて、どうしようどうしよう!!となっていました(笑)
このまま抗生物質を捨ててしまおうかとも思ったのですが、結構しっかりメスを入れてしまったので、
まぁ…これで死んだらしょうがないと覚悟し、飲んだところ
特に何も起こりませんでした( ̄▽ ̄)
けれどあんまり飲みたくなかったので医師の指示を無視して2日間で終了させました。
その分患部を清潔に保ったり、ガーゼを変えたりと、こまめなケアは徹底的に行いましたよ!!
もちろん術後の経過も良好です。
しかし…もう完全に病院や薬恐怖症になってますね…
ベンゾと薬の飲み合わせはしっかり調べること!!
今回ベンゾと抗生物質の記事を書きましたが、基本お薬の飲み合わせは
自分で調べて決断すること
が大事だと思います。
本来は断薬してからオペすれば良かったのかもしれませんが、もう断薬後はあの丸い薬を見たくなさすぎて、抗生物質のリスクとベネフィットを考えてこの決断に至りました。
減薬は長い長い道のりなので、抗生物質を併用する可能性は十分にあると思います。
今回の記事もあくまで私の体験談ですが、いつか誰かの役に立てばいいな!と思っています。
コメント
初めて拝見いたします。実は自律神経失調症の抑鬱状態からレキソタンを10年も飲み続けてしまいました。義父の介護や子どもの進学などで、減薬が後回しとなり、本当に後悔しています。自分なりに少しずつ減らし、抑鬱状態当初の6mgから3年前は2mgまで減薬したのに、その後、慌てすぎ、離脱状態がひどく増薬。今はなんとか4mg/dayで持ちこたえている感じです。水溶液タイトレーション、抗生物質、勉強になりました。実は、まさに今、抗生物質にやられていて、死ぬほど酷い離脱状態が続いてます。脳の機能も、体の機能も酷い状態。不眠も酷いので、夜だけ0.5mg足そうかと思うくらいです。本日、抗生物質を中止し、今日は今2mgを100ml水溶液にして服用してみました。良くなることを祈りつつ、落ち着いたらまた減薬いたします。ありがとうございました。
sayokoさま
コメントありがとうございます。
抗生物質はキロノン系を飲んでいらっしゃったのでしょうか?万が一抗生物質が原因とのことであれば、飲むのを止めればひどい離脱は治まってくると思われます。
とにかく今は現在の症状を落ち着かせることを考えて、減薬はそこから少しずつ進めてくださいね。
6mgから4mgまで減らせただけでもそこまで脳が回復してきているということなので、自信をもって無理なくすすめれば成功すると思います。
レキソタンは少し水に溶けにくいですが、かき混ぜてしっかりと水に溶かすようにすれば、私の場合は大きな離脱もなく断薬できました。
断薬できますことをお祈りしています!!
返信ありがとうございます。はい、ニューキノロン系抗生物質でした。だいぶ症状は落ち着いてまいりましたが、今度は、突然の不正出血で、貧血状態に陥っています。しばらくは体調を整えることに専念して、落ち着いたらゆっくり減薬をすすめたいです。更年期にも入り、何とも言えない状態ですが、焦らずゆっくり、ですね。
sayokoさん
おはようございます。
色々体調の不調が続かれているようなので、今は体調を安定させることを優先されて下さいね。
減薬に早いも遅いもないと思っているので、落ち着いたら是非ゆっくりゆっくり進めて下さい。
微量ずつでも必ずいつかは断薬できます。減薬はとまったり戻ったり進んだり自分のペースが一番良いと思います!
返信、ありがとうございます。マイペースでいきます。ところで、一点質問なのですが、実は2mgのレキソタンを100mlのお水に溶いて飲むと、何故かふらつき、眩暈、身体のだるさ 頭痛、胃痛、動悸がドーンと押し寄せてくるのです。これは、水溶液の濃度が濃すぎるから血中濃度がドーンと上がる?のかなあと思っています。そんなこと、ございましたか?ずっと続いているので、2mgを200mlのお水に溶いて飲んでみようかと考え中です。
sayokoさま
お問い合わせ頂いた血中濃度の件ですが私は特に起こりませんでした。
100mLでも200mLでも溶けている2mgの量は同じなので、個人的にはそこまで変化はないような気もしますが、色々試してみて進めやすいように進行していくのが1番宜しいかと思います。
以前コメント頂いたときレキソタン4mgで安定されているとおっしゃっていらっしゃいましたが、今は2mgまで減らされたのでしょうか?
その場合だと今回の体調の変化は大幅な減薬のような気もします。
元飲んでいた薬の量から安定したことを確認し、微量で減らしていけば断薬できると思います。
早速のコメントありがとうございます。服用回数は朝夕2mg×2回で4mg/dayです。説明不足ですみませんでした。200mlのガラス製計量カップを先日ショッピングモールで見つけましたので、挑戦してみます。いろいろ教えていただき、ありがとうございました。自分に一番合った方法、探ります。
sayokoさん
おはようございます。
特に大幅な減薬をされていないということで安心いたしました。
レキソタンは本当にお水に溶けにくく、計量カップの底にも溜まりやすいので、しっかりかき混ぜて計量カップの底に残っていないかも確認しながら(軽量カップの底についていたら再度お水をいれてかき混ぜて飲む)進めたほうが良いかもしれません。
水溶液減薬は正確さが大事なので、少しでも残っているとそれだけで減薬率が変わってきてしまい離脱の原因になり得ます。
ご覧いただいているかもしれませんが過去に動画を撮影したので貼っておきます。
■レキソタン水溶液の動画↓
http://danyakulife.com/movie-water-titration
また何かあればいつでも相談してください。
応援しています。
温かいコメントや動画、ありがとうございました。やっと出血も止まり少しずつ減薬に努めていこうと思います。本当に有益なブログを残してくださりありがとうございます。いっぱい読ませていただきました。2015年、子どもが大学に進学し、自分にとっては断薬できるチャンスの年でした。しかし急ぎすぎた減薬のせいで地面がグニャグニャとなるような状態や寝たきり、頭に強烈な頭痛、まるでハンマーで叩かれたような感じ、等酷かったです。恐ろしい経験がトラウマになっています。昨年は交通事故にあい、いまだ後遺症もあります。これと同時に更年期に突入。人生って色々ですね。この数週間ほど、減薬オンリーの思考回路でしたが、少しずつ心に余裕を持って、生活していきたいと思います。長文、失礼いたしました。